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『表現者』~AFTER'45

1.jpg石橋凌さん初のソロアルバム『表現者』は,一曲一曲に凌さんご自身の頑なまでの拘りがあったようで、レコーディングのリハーサルが行われた山中湖スタジオにお邪魔した初日(2010.4/20)に初めて目にしたその歌詞だけでも目の前に色々な情景が浮かんだ事をそのまま伝えたところ「それが今回のテーマだからね」と。

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after45_edited-3.jpgそして2010年のうちにレコーディングは終了したものの「AFTER'45」1曲だけが年越しとなり、僕としても特別な想いがあるこの曲の時だけは何としてもその場にいたいと予てより凌さんにお願いしていました。
ところが年が明けるとけレコーディングのスケジュールがなかなか難しくなってたところに,あの忌まわしい3・11がありました.
「ちょっとね,タイミングを見るよ」という事で時間が経過する中、皆さんご存知のように福山雅治さんがコーラスで参加される,という話が出て来ました。
「凌さん,この曲だけレコーディングが延びたのもやっぱりちゃんと意味があっての事だったのでしょうかね?」「うん,そうだね」...。
そうこうするうち7月初めにバンドの収録が終わり、いよいよ凌さんのボーカルパートだけの録音日と決まったのが7月12日でした。
実は、その日の朝に原田芳雄さんの体調を知らせる連絡が僕の元に入り,凌さんの元にはジョー山中さんと親しい方からやはり同様の連絡があったそうでした。そして迎えた本番。リハは1回だけでスグに録音となりました。 当然ですが本番中にシャッターは切れないのでそのリハの時に一緒に中に入れて貰ったのですがそれはもう恐いくらいの緊張感で、簡単にシャッターも切れず数カットを撮影しただけでスタジオを出たほどでした.ちなみに自伝本『表現者』253ページの写真がその時のものです.。

「なんで同じ日にさぁ,優作さんと一緒にいた人のそんな話を聞かなきゃならないんだろね」スタジオを出てしばらく歩いた凌さんはスグにタクシーを止めました.「いいか?」「勿論です」その日はそれだけで別れたのでした。(「いいか?」ってのは "今日は互いに帰ろう'" という意味合いです。)
結果的に芳雄さんはその一週間後,ジョーさんは約1ヶ月を闘われました。

2.jpg 今日は終戦記念日。


あの『表現者』に収録された「AFTER'45」には、まさに凌さんの『魂のメッセージ』が込められているのです。